USBオーディオインターフェース(以下I/O)、RMEのFireFace UCの紹介です。
実際、仕事で使用した感想として総合的にとてもコストパフォーマンスの良いI/Oだと思っていますので、経験を元に書いていきます。
1.インプット
2.アウトプット
3.電源
4.ケース(pc用収納ケースを利用)
1.インプット
- アナログ・ライン入力(1/4″TRS)x 6系統 (アナログ・ライン x4系統、ライン/楽器 x2系統)
- マイク/ライン入力(XLR、1/4″ TRS兼用) x 2系統
- ADAT入力 x1系統 (もしくはSPDIFオプティカル)
- SPDIFコアキシャル入力 x 1系統(AES/EBU対応)
- 16 チャンネルの高速MIDI入力 x 2系統
- ワードクロック入力 x1 系統
ほぼ、アナログでのマイク/ライン入力のみ使用しています。
基本的にその時、その時の質感で録りたいため外部のマイクプリアンプを通して使う事が多く、本機自体はA/D、D/Aコンバーターとしての使用が多いですが、本機のマイクプリアンプ部も非常に優秀だと思っています。特に何かエフェクティブな効果をもたらすとかはありませんが、インプットしているマイクが持っている質感をダイレクトに反映してくれていると思います。実際、何回かオーケストラのホール収録など直接、本機のマイクプリアンプを使用して収録したことがありますが、余韻の細部までしっかりキレイに録れてました。
ただUFXなど、こちらRMEオーディオインターフェースの上位機種などに比べると少し、音の厚み、密度が薄いような印象もあります。あくまで比較するとというところになるので、通常では全く気になりません。あと、前段に置くマイクやマイクプリアンプの質を良くも悪くもそのまま出してくれるというイメージがあります。
よって、本機にインプットするハードウェアはそこらへんを考えてしっかりセレクトした方が良いかと思います。
2.アウトプット
- アナログ・ライン出力 x 8系統(バランス x 6系統、 アンバランス x 2系統)
- ADAT出力 x1系統 (もしくはSPDIFオプティカル)
- SPDIFコアキシャル出力 x 1系統(AES/EBU対応)
- 16 チャンネルの高速MIDI出力 x 2系統
- ワードクロック出力 x1 系統
アウトプットに関しては、僕はデジタルで使用する場合がほとんどで、マスターレコーダーなどへspdif端子で転送する事が多いです。マスターレコーダーとしっかり同期を取るためにWORD端子も使用します。
ジャンルではやはり、クラシックになります。
そこに関して、ほぼ問題なくキレイに伝送できますが、おそらく同期の問題でしょうが、時々、微かなクリックノイズが入ったりした時もありました。これが完全にオーディオインターフェースの問題かというと、断言はできませんが、同じDAWソフトを使用した場合でM.O.T.Uの896hybrid mkⅢでは特にそのような問題は起きていません。I/Oだけでなく色んな関連性の問題とも思いますので、そこは今後もしっかり検証していきたいと思います。
3.電源
高性能ユニバーサルスイッチング電源で、100〜240vの電圧範囲で動作という事です。
自分の場合、とにかく電源ケーブルが心許ない細さであるという事が一番気になるポイントです。根元が断線しないか、持ち運ぶときいつも思います。幸い意外に丈夫なのか、丁寧さが幸いしているのか、今のところ断線は起きていません。
4.ケース(pc用収納ケースを利用)
そして自分が使っている本機のケースが、元々13inch pc用の収納ケースとして使っていたものです。
「HSEOK」というメーカーのpcケースです。収納はpc入れのメインと前方に小物入れの2つです、
メイン収納の中身は衝撃吸収のベルベット生地になっていて、安心感がかなりあります。
本機がハーフラックサイズという事もあり、できればラックに入れず、手軽にカバンなどに入れて持っていきたかったので、今のところ使い続けています。
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